唐招提寺のページ

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唐招提寺は、南都六宗の一つである律宗の総本山で、創立者は有名な唐の高僧鑑真です。
759年(天平宝字3年)に新田部親王(にいたべしんのう)の旧宅跡を朝廷から譲り受け、「唐律招提」と名付けられ鑑真和上の私寺としたのが始まりで、それが唐招提寺という寺名の由来になっています。
当初は、講堂や経蔵、宝蔵などがあるだけでしたが、8世紀後半に鑑真の弟子の一人であった如宝が唐招提寺の金堂を建立したと言われています。

唐招提寺の創立者である鑑真は、仏教者に戒律を授ける導師「伝戒の師」として日本に招請されました。
当時の渡航は命がけで、鑑真和上も6回目の渡航で日本の遣唐使船に乗船し、ようやく日本にたどり着くことが出来ました。
しかし、その間に、伝戒の師を招請するため鑑真に同行していた留学僧の栄叡が命を失い、鑑真自らも失明するという苦難を味わっています。
753年にようやく日本にたどり着いた鑑真和上は、その後5年間東大寺で過ごした後、唐招提寺に移って晩年を過ごしました。

唐招提寺の近くには薬師寺もあり、西ノ京を訪れた時は両方観光するのが一般的です。
ただ、両方のお寺の雰囲気はかなり対照的です。
病気平癒を祈願する薬師三尊像を有する薬師寺は、広々とした境内に鮮やかな「あおによし」カラーの金堂や西塔が点在しており、開放感抜群です。
一方の唐招提寺は、奈良時代の校倉造倉庫である経蔵、宝蔵等、創建時の建物が多く残っており、他の奈良のお寺と同様平城遷都1300年の歴史を感じさせる雰囲気が漂っています。
また、木々が多く、地面にも深い緑の苔が茂っているため、かなり広い境内であるにもかかわらず、全体的に包まれ感が高くなっています。
この緑に包まれた厳粛な雰囲気は唐招提寺の大きな魅力となっており、その静けさと澄んだ空気が心を落ち着かせてくれます。

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そんな唐招提寺の魅力を最大限体験するには、開門と同時に到着することをオススメします。
唐招提寺と薬師寺の開門時間は、同じ午前8時30分となっています。
薬師寺は近鉄西ノ京駅すぐ近くにあり、境内南(休岡八幡宮下る)に大きな駐車場もあります。
それゆえ、薬師寺と唐招提寺両方を訪れる場合、薬師寺を参拝してから唐招提寺向かうというのが一般的です。
そのため、開門と同時に真っ先に唐招提寺を訪れますと、季節にもよりますがほぼ独占状態で厳粛な境内の雰囲気と、心安らぐ緑溢れる空間を堪能することが出来ます。


≪唐招提寺へのアクセス≫
1.JR郡山駅から唐招提寺までの徒歩ルート
2.近鉄西の京駅から唐招提寺までの徒歩ルート
3.唐招提寺から薬師寺への徒歩ルート


≪唐招提寺の建築物≫
1.唐招提寺 講堂
2.唐招提寺 経蔵、宝蔵
3.唐招提寺 礼堂
4.唐招提寺 戒壇


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