薬師寺 東塔

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あおによしカラーの建物が並び、色鮮やかで華やかな雰囲気溢れる薬師寺境内ですが、そんな中で独特の雰囲気を漂わせているのが東塔です。
対を成す西塔も他の建物と同じくあおによしカラーだけに、色的に地味にもかかわらず東塔は薬師寺境内でかなり目立つ建物です。

それもそのはず、東塔は薬師寺で唯一創建時から残る建築物で、長い歴史を経て辿り着いた美しさがあります。
一見すると六重塔に見えますが、薬師寺東塔の1,3,5番目の笠は裳階(もこし)と呼ばれるもので、構造的には三重塔です。
本来の屋根部分と裳階(もこし)の大小の重なりが美しく、フェノロサが「凍れる音楽」と称したことでも有名です。
西塔が裳階部分にあおによしカラーの連子窓(れんじまど)を配置しているのに対し、薬師寺東塔は白壁となっています。
元々は東塔も同じ部分に連子窓を形成していましたが、改修で現在の白壁となったようです。
ただ、歴史を経て古都奈良に相応しい色合いに落ち着いた東塔には、このほうが合致しているような印象を受けます。

そんな歴史ある薬師寺東塔ですが、相輪を含めた高さは34.1mあり、江戸時代以前の歴史ある仏塔では東寺五重塔、興福寺五重塔、醍醐寺五重塔といった有名仏塔に次ぐ4番目の高さを誇ります。
ガイドブックなどでは少しコンパクトに見えることが多い東塔ですが、実際に近くで見るとその大きさを実感できます。

薬師寺は、飛鳥の地に創建したのが始まりとされており、718年頃に平城京の六条大路に面した現在地に移転したとされています。
しかしながら、その一方で新たに平城京で建てられたものであるという説もあり、「扶桑略記」には天平2年(730年)に新設されたと記されています。


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