東大寺大仏殿 八角灯籠

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東大寺金堂と言えば、奈良の大仏さんとして有名な盧舎那仏像(るしゃなぶつぞう)が安置されている巨大な建築物ですが、源平争乱期(平重衡の兵火)、戦国時代(三好・松永の戦い)という2度の兵火で焼失しており、現在見ることが出来る大仏殿は、江戸時代(1709年)に再建されたものです。
一方、その大仏殿正面に立っている八角灯籠は戦火をくぐり抜けた奈良時代創建時の燈籠で、国宝にも指定されています。
平安時代の修理で棹の部分が少し短くなったそうですが、それでも4.6mの高さを誇る日本最大最古の八角灯籠は、基本的に創建時のままの姿を今に伝えています。

この東大寺大仏殿の八角灯篭は、四面の両開き扉に唐獅子が、他の四面には楽器を奏する音声菩薩(おんじょうぼさつ)の浮彫が施されています。
この音声菩薩が奏でる楽器は、横笛、竪笛(尺八)、銅祓子、笙の4種類です。
八角灯籠の周りには障壁となるものは何もありませんので、かなり接近して見ることが出来ます。
どの天女像(音声菩薩)も大変立体的で、天平時代の優れて金工技術に驚かされます。

大仏殿の存在感が強すぎて、残念ながら多くの方が八角灯篭を見ずに中に入ってしまいます。
しかし、東大寺創建時から残る数少ない建築物の一つで、見れば見るほどその細かな造形美を感じることが出来る八角灯篭は、鑑賞価値の極めて高い見逃せない国宝です。


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この記事へのコメント
八角灯籠は、そんなにすばらしいものなんて知りませんでした。東大寺に行ったら、一番に見てみたいと思います!
Posted by ARISA at 2010年10月23日 14:26
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